大学院の学費・授業料はどのくらい?免除や無償化の方法とあわせて解説

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大学院への進学を考える際に、最もネックになるのが学費や授業料などお金に関する悩みですよね。

「学部時代に奨学金借りていたけど、大学院でさらに借りないといけないのか…」

「親にこれ以上出してって言えないけど、一体どのくらいお金かかるんだろう…」

こんな悩みをかかえている皆さんに向けて、本記事では大学院の学費や授業料に関する基本的な情報をわかりやすく解説していきます。後半では、授業料免除の種類や受ける方法についても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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大学院の学費・授業料はどのくらいが一般的か-私立と国公立で違う?-

大学院で必要な学費は、修士課程or博士課程、私立大学or国立大学で変わってきます。ここでは、具体的に複数大学の入学料と授業料をもとにみていきます。なお今回は、より進学者が多い修士課程の金額をみていきます。

大学名入学料(在籍基本料)授業料
東京大学(国立)282,000円535,800円
慶應義塾大学(私立)60,000円950,000円
東京工業大学(国立)282,000円635,400円
信州大学(国立)282,000円535,800円
大阪公立大学(公立)大阪府民及びその子:282,000円 
その他の者:382,000円
535,800円

国立大学の授業料は、文部科学省令によって定められているため、2005年以降、年間535,800円が標準額と決まっています。そのため、東京大学や信州大学は同程度の金額となっています。

慶應義塾大学など私立大学は、国公立大学と比較すると高いことがわかります。在籍基本料は安いですが、授業量は最も安い学科で950,000円、高い学科では1,500,000円を超えるところもあります。

特徴的なのは公立大学です。新規設置予定の大阪公立大学の場合、大阪府民かその子どもである場合は、一般的な国立大学と同じ入学料ですが、その他の者は入学料が100,000円高くなります。公立大学は学部も大学院も住む場所によって入学料が異なることがあるので、情報をしっかりチェックしましょう。

※なおこの情報は2021年10月時点のもののため、今後変化する可能性があります。

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大学院の学費や授業料の免除・無償化とは何か

大学院の学費や授業料は、申請手続きを踏むことで免除されたり無償化されたりします。

大学が用意している奨学金の内容は、大学によって異なります。日本学生支援機構奨学金のような貸与型、返済する必要がない給付型、大学を卒業した著名人や関連する企業による基金からの給付型などがあります。

これらは大学入学前に必ずチェックするようにしましょう。私立大学は国公立大学の大学院と比較して授業料が高い傾向にありますが、一方で奨学金制度が充実しているケースも多くあります。その場合、授業料は高いけど、実は入学後の奨学金採用率を考えると国公立大学よりもお得というケースもあるので、要確認です。

またこの他にも、成績優秀者の学費を免除する制度もあります。

免除される金額は、大学院によって異なりますが、経済的な事情で授業料の納付が困難な人に対して、授業料を免除したり減額したりする制度を設けている大学院もあります。

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大学院の学費や授業料を免除・無償化するための方法

大学院の学費や授業料免除を受ける方法は、基本的には必要な書類の期日までの提出です。これらの手続きは、大学院入学直後の5月6月に〆切が設定されている場合が多いので、早め早めに行動しましょう。後学期分は別の手続きが必要なケースも多いので、そのあたりもチェック忘れずに!

特に、授業料免除も奨学金も基本的には、親の収入を証明する書類が必要となります。源泉徴収票などは自分では手に入れられず、親に頼んで送ってもらうなどしていると1週間以上かかるので、余裕を持った行動が大切です。

また教員からの推薦状が必要となるケースもあり、こちらも時間がかかります。以上を踏まえると、提出期限の2週間前には遅くとも動き始める必要があるでしょう。

最後にー大学院も学費や授業料が結構高い!どう稼ぎ払えばいいか…

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本記事では、大学院の学費・授業料に関する基本的な情報を網羅的にわかりやすく解説してきました。近年の傾向として、特に国公立大学では大学院の学費・授業料が高くなってきています。学生の貧困化が叫ばれるなかで、これはなかなかツラい状況です。

「大学院に進学するために稼がないと!でもどうすればいいんだろう…」そんな悩みをかかえている方は多いはずです。以下の記事では、大学院進学後に稼ぐための方法や奨学金情報を掲載しているので、ぜひあわせて読んでみてください。

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この記事を書いた人

管理人

某国立大学大学院博士後期課程所属. 社会科学分野での地域研究が専門. 卒業論文では地域とメディアについて取り上げ、修士論文では地方自治体で暮らす人々の人間関係を取りあげました。大学院で研究して論文を書いたり、各種媒体に寄稿したりしています。