卒論/卒業論文を書く前に読みたいおすすめ本15選-文系理系別有/書き方やコツがわかる-

卒論 書き方
卒論執筆前の方も、執筆中の方も必読のKindle本出版!

卒業論文の書き方完全ガイド販売開始!シリーズ1冊目は『卒論を書く前に知っておきたい6つのこと』

本Webサイトの内容をまとめ、さらに詳細な解説を施した『卒業論文の書き方完全ガイドシリーズ』が、Amazon Kindle本で発売となりました!シリーズ1冊目は『卒論を書く前に知っておきたい6つのこと』を徹底解説。今後、2週間おきにシリーズ2冊目、シリーズ3冊目も発売予定です。1冊350円と大学生でも書いやすい値段設定なので、ぜひ購入して読んでみてください!
sotsuron series 1

卒論を書くときに困ること、それは「書き方のルールやコツがわからない!」ことです。指導教員は逐一丁寧に書き方の細かい点を指導してくれませんし、卒論執筆時に知りたいことは書き方やコツだけでなく、進め方やモチベーション維持の方法など多岐にわたります。そこで使えるのが書き方を解説した本です。

今回は卒論を含む論文をはじめて書く人が読んでおきたいおすすめ本を15冊紹介します。技法に特化したものから、そもそも卒論とは何か・論文とは何かという本質的問いを扱ったものまでさまざまなので、ぜひ気になるものは購入し手元に置いておき完成まで武器として活用してみてください!

卒論の基礎となる文章力に不安がある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

【最新版】高い文章力が身につく!おすすめの本まとめ-高校生・大学生~社会人向き-

「卒論のテーマの決め方がわからない!」「卒論の書き方がわからない」という人にはこちらの記事もおすすめです。

紹介している本の中には電子版が出ているものもあります。タブレットを使えば本もよめて、先行研究論文も管理できて、かつメモや書き込みも簡単にできます。「卒論書くのにタブレット買おうかなぁ」と思っている方は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

論文や資料をタブレットで読むならiPadがおすすめな3つの理由-Apple Pencilと組み合わせて快適な大学・研究生活を送る-

※レポートが苦手な人・初めて書く人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。

【2024年最新版】レポートが苦手な人・初めて書く人におすすめの本まとめ

文理問わず卒論執筆時におすすめの本

論文の技法

日本を代表する社会学者による論文の書き方を解説した本が『論文の書き方』ならば、社会学者が書いた世界的に受容される論文の書き方を解説した本は『論文の技法』です。著者のハワード, S, ベッカーは米国の社会学者。主な業績に社会学における質的調査・参与観察法の方法論の考察、逸脱行動の客観性をめぐる論争の契機となった逸脱行動論へのラベリング論の導入などがある一流の社会学者です。論文執筆の基礎的な考え方から応用的な技法まで幅広く知りたい人におすすめです。

論文の書き方

『論文の書き方』の著者清水幾太郎は戦後日本を代表する日本を代表する社会学者であり論評家です。1950年代末に発刊された本書は今日までに非常に多くの人に読まれ続けているベストセラー本。論文やレポートはなかなか書けないものですが、筆者は多年にわたる執筆蹴圏に即しながら文章構成の基本ルール・文章というものが持つ秘密・いかに考えるべきかなどをわかりやすく解説しています。

新版 論文の教室 レポートから卒論まで

日本人作家による長年読まれ続ける論文の書き方の名著が『論文の書き方』であるならば、本書は21世紀を代表する論文の書き方解説本になる可能性のある1冊です。「作文ヘタ夫」くんが最初の草稿を書き直し、論文として仕上げるまでのストーリーを通して、論文執筆のポイントを紹介した本で、先行研究を踏まえながら、その問題点や派生する課題を見つけ、自分のテーマとして論じる方法が示されています。

大人のための国語ゼミ

よい論文は正しい日本語を使うことから始まります。本書は、論理トレーニングの生みの親である著者が、国語力がなぜ重要なのかをわかりやすく語り実践に役立つかたちで編み出した1冊。67の問い、37の例文を活用して手を動かし考えながら国語力を身につけられます。本書では質問力や反論力についてもレクチャーがあるため大学生活を通して持っていて損のない1冊です。

よくわかる卒論の書き方[第2版]

卒論を書き進めていく上で必要な研究・執筆に関する知識や方法を体系的かつ具体的に解説しています。巻末に文例も収録されており実用的な1冊。「パソコンの使いこなし方」や「文献の集め方」の解説の記述を改めるなど第2版になりより現代のインターネット環境や研究環境を踏まえた内容に進化したので、基礎の基礎から・当たり前のことから学びたい人におすすめです。

これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版

レポートや卒論を書くときに、初心者が陥ってしまいがちな誤りについて、具体例を挙げながら解説した本です。卒論を完成するまでの全体的な段取りから、執筆時に各項目で記載することのポイントまでとても丁寧に書かれています。構成は「第1部 レポート・卒論を書く前に」、「第2部 研究の進め方」、「第3部 レポート・卒論の書き方」、「第4部 日本語の文章技術」となっており1冊持っていれば卒論執筆時に武器になること間違いなしです。

はじめての論理学 ー 伝わるロジカル・ライティング入門

接続表現・文章構造からさまざまな論法まで、豊富な事例で論理学の基礎をやさしく解説した1冊。水掛け論にならない反論の仕方など、建設的な議論に欠かせないポイントが学べます。

「言いたいことを正しく伝える」技術が身につくため、レポート・論文作成を控えた大学生にもおすすめ。論理的に考えをまとめ、筋道だった文章を書くのが苦手という人に最適の、痒いところに手の届く入門書です。

文系 卒論執筆時におすすめの本

社会科学系論文の書き方

理系と比べて文系向けに絞られた論文執筆入門書は少ない傾向にありますが、社会科学系の学生におすすめしたいのがこの本です。研究の進め方、論文の書き方、注意すべき点などについて流れにそって解説されており、学部生、修士課程の学生ともに活用できる内容です。社会科学分野においてどのように理論を活用するのか、調査と理論はどのように絡めるのかなど悩みがちなポイントが的確に押さえられています。

歴史学で卒業論文を書くために

就活やバイト、サークルに普段の授業と忙しい学生が「どうやったら質の高い卒論を書くことができるのか」「レポートとは異なる人生1度きりの学術論文はどうすれば完成するのか」をコンパクトに解説した1冊。長年、学生の卒論指導に苦労し失敗を重ねてきた歴史学の先生が書き下ろした、本当に学生に役に立ち、使ってもらえる面白い卒論執筆ガイドです。

社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで

社会科学と一括りにしても、社会学・経済学・政治学で論文の書き方は異なりその違いや特徴はあまり大学で教えられることがありません。この本では幅広い社会科学系の人々—研究者として求められる査読論文、院生のための博士・修士論文、さらには大学生—のための卒業論文の書き方がわかりやすく解説されています。

社会科学の考え方

日本の大学では、卒論執筆の基礎となる調査や実験の背景にある理論、筆者のポジション、認識枠組みの違いなどについて教わる機会があまりありません。社会科学では「この認識論に立つのであれば、この方法は使わない」など暗黙のルール?法則?のようなものがあります。特に大学院に進学する人は一度は必ず読んでおいたほうがいい本だと思うので、ぜひ手に入れてみてください。

【スキマ時間の読書・効率的な学びには「聴く読書」がおすすめ!】
「毎日忙しくて、読書時間が確保できない…」「本は読みたいけど、活字を読むのが苦手…」
そんな皆さんにおすすめしたいのが、「耳で聴く読書」です。

「聴く読書」では、以下のような効果があることが明らかにされています。
・耳だけでインプットすることで、目が疲れにくく中身に集中できる
1.5倍速、2倍速で聴けるので目で読むよりも効率的

聴く読書の代表的サービスは「Amazon Audible」です。
聴く読書に特化したサービスとしては「audiobook」もあります。
どちらもおすすめの人気サービスなので、気になる方はぜひ登録してつかってみてください!

理系 卒論執筆時におすすめの本

新版 理系のためのレポート・論文完全ナビ

理系のレポートと卒業論文に的を絞って書き方を解説した1冊。文系とは異なる理系の卒論の構成と内容、知っておきたい文章の書き方や図の入れ込み方などが作業の流れに沿ってまとめられています。また「第 1 稿は一気に書く」など、執筆の際の実践的なアドバイスも書かれているのでなかなか進まず悩んでいる人におすすめです。

理系のための「即効!」卒業論文術 この通りに書けば卒論ができあがる

研究スケジュールの立て方、研究のテーマを決める方法、研究を進めるうえで知っておきたい作法など、書き方以外の卒論に関わる全般的なことを解説した1冊。通常の解説本には書かれていない裏アドバイスや穴になりがちな部分も書かれており、そもそも理系の卒論とは?という漠然とした問いをかかえた人におすすめです。

理科系の作文技術

1981年に出版された理科系の論文・作文執筆解説本としては名著の域に達する1冊。段落をどのように構成するか、トピックとは何か、センテンスとは何か、論理的に文章を書き進める方法とは何かといった明快で簡潔な文章を書くために知っておくべきことが網羅されています。卒論に限らずレポートや研究報告書・日常生活にも応用できる内容です。

理系のための文章術入門: 作文の初歩から,レポート,論文,プレゼン資料の書き方まで

理系工学系のの学生や技術者・研究者が科学技術関係の文章を書くための入門ガイドブックです。本編は「準備編」「基礎編」「実践編」「応用編」の 4つにわかれており順番になっているので、流れに沿って読むことで自然と文章の書き方が学べるようになっています。理系の文章全体について解説した部分もあれば、卒論に特化した部分もあるので幅広く抑えつつ卒論のコツそれ自体もピンポイントに知りたい人におすすめです。

卒論・修論を書き上げるための理系作文の六法全書

六法全書というタイトルから分かる通り、理系の論文・レポートを書くためののポイントをまとめた本です。テーマ1つ辺り1~2ページでまとめられているので、辞書のように気になる部分だけ抜き出して読むことができます。「理系の卒論の書き方を知りたいけど文章多めの解説本は嫌だなぁ」という人におすすめの1冊です。

まとめ-卒論執筆はいかに学問の先輩たちから学ぶかが重要-

ここで紹介した本は世の中に出回る卒論執筆の参考になる本の一部にすぎません。数ある本の中からどれを買おうか悩むと思いますが、私のおすすめは1冊ではなく2冊以上買ってみることです。

比べることで本当に大切な部分や分野による差異、人によって異なるこだわりなどがわかります。ぜひこれらの本を活用して人生で1度の思い出に残る卒論執筆になるよう頑張りましょう。

卒論執筆前の方も、執筆中の方も必読のKindle本出版!

卒業論文の書き方完全ガイド販売開始!シリーズ1冊目は『卒論を書く前に知っておきたい6つのこと』

本Webサイトの内容をまとめ、さらに詳細な解説を施した『卒業論文の書き方完全ガイドシリーズ』が、Amazon Kindle本で発売となりました!シリーズ1冊目は『卒論を書く前に知っておきたい6つのこと』を徹底解説。今後、2週間おきにシリーズ2冊目、シリーズ3冊目も発売予定です。1冊350円と大学生でも書いやすい値段設定なので、ぜひ購入して読んでみてください!
sotsuron series 1
Amazonプライム

最後に効率よく学ぶために本を電子版で読むのもオススメです。

Amazonプライムは1ヶ月無料で利用可能!学生はなんと6ヶ月無料!

Amazonスチューデント(学生向け)

Amazonプライム(一般向け)

Kindle Unlimited

数百冊の書物に加えて、

  • 「映画見放題」
  • 「送料無料」
  • 「書籍のポイント還元最大10%(学生の場合)」

などの特典もあります。社会や地域の課題を冷静に正しく分析する力は、読書や映画鑑賞などの幅広い経験から鍛えられますので、気になる方はぜひお試しください。

この記事を書いた人

管理人

某国立大学大学院博士後期課程所属. 社会科学分野での地域研究が専門. 卒業論文では地域とメディアについて取り上げ、修士論文では地方自治体で暮らす人々の人間関係を取りあげました。大学院で研究して論文を書いたり、各種媒体に寄稿したりしています。