卒業論文の書き方完全ガイド販売中!『書き方徹底解説編 目次&例文あり』
大学入試の小論文、大学の授業で課されるレポート、大学卒業のために提出する卒業論文、そして就職活動で求められる文章による自己PR。これらすべてに共通して求められるのは「文章力」です。
あなたがどんなにロジカルに意見を述べても、どれだけ多くの研究者の先行研究をレビューしても、基礎となる文章力が抜けていたらそれは評価の対象にさえなりません。
たまに「文章力は才能だから、自分はどうにもならない」と語る人に出会いますが、そんなことはありません。文章力は鍛えれば鍛えるほど伸びるものであり、努力すれば身につくスキルです。
では一体、どのようにして文章力は伸ばせばいいのでしょうか?
私がおすすめするのは「文章力を鍛える方法や、文章の基本を解説してくれる本で学ぶ」ことです。良い文章には特徴があり、その特徴を効率よく身につけるためには、数多く文章を書くだけでなく質の高い文章力レッスンが必要です。
この記事では、小論文やレポートが苦手な高校生~大学生や文章力が未熟だと感じる社会人におすすめの「文章力が上がる本」を紹介していきます。気になったものがあったら、ぜひ購入して勉強してみてください。
※大学生の皆さんは、こちらの記事もあわせてご覧ください!
卒論/卒業論文を書く前に読みたいおすすめ本14選-文系理系別有/書き方やコツがわかる-
※紹介している本の中には電子版が出ているものもあります。タブレットを使えば本もよめて、先行研究論文も管理できて、かつメモや書き込みも簡単にできます。「卒論書くのにタブレット買おうかなぁ」と思っている方は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。
論文や資料をタブレットで読むならiPadがおすすめな3つの理由-Apple Pencilと組み合わせて快適な大学・研究生活を送る-
※レポートが苦手な人・初めて書く人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
【2023年最新版】レポートが苦手な人・初めて書く人におすすめの本まとめ
【スキマ時間の読書・効率的な学びには「聴く読書」がおすすめ!】
「毎日忙しくて、読書時間が確保できない…」「本は読みたいけど、活字を読むのが苦手…」
そんな皆さんにおすすめしたいのが、「耳で聴く読書」です。
「聴く読書」では、以下のような効果があることが明らかにされています。
・耳だけでインプットすることで、目が疲れにくく中身に集中できる
・1.5倍速、2倍速で聴けるので目で読むよりも効率的
聴く読書の代表的サービスは「Amazon Audible」です。
聴く読書に特化したサービスとしては「audiobook」もあります。
どちらもおすすめの人気サービスなので、気になる方はぜひ登録してつかってみてください!
「うまく」「はやく」書ける文章術 |山口拓朗
「書きたいことは何となくあるけど、進まない…」そんな方におすすめなのが、こちらの本です。書こうとしても進まないのは、「どの情報を盛り込むのか」「誰のために書くのか」といった部分が決まっていないときに生じます。また「一発できれいな文章を書かないといけないんじゃないか…」というプレッシャーから筆が進まないという人もいるでしょう。
文章で伝えるためのプロセスのうち、文章を「書く」ことは2割に過ぎないと断言する筆者は、文章を「書く」こと以外の点を深く解説しています。書くために書かない部分を鍛えるという論理展開はなんともゾクゾクしますね。本の中では、筆者おすすめの5つの文章フォーマットも紹介されているので、買ってすぐに応用できる1冊です。
文章力の基本|阿部紘久
高校生、大学生~社会人まで文章を書くすべての人におすすめの1冊。「無駄なく、短く、スッキリ」書いて、「誤解なく、正確にスラスラ」伝わる文章力の基本を、難しい文法用語無しで解説しています。
全体を通じて「よくあるミス」→「例文」→「改善案」という構成になっているので、理解しやすく改善しやすい点が高評価ポイント。簡単だけど誰も教えてくれなかった77のテクニックは、今日から使えるものばかり。学生だけでなく、日々メールや企画書の作成に追われる社会人こそ読んでおきたい1冊かもしれませんね。
悪文 伝わる文章の作法|岩淵 悦太郎
優れた文章を書くためには、ダメな文章=悪文の法則を知ることが重要です。もしあなたが、頻繁に先生から文章の誤りを指摘されているとしたら、一体あなたの文章のわかりにくさの要因はどこにあるのでしょうか?
随筆、ニュース、論説、広告、翻訳文など、伝わらない文章の具体例をあげて悪文の構造を解説する本書は、孫子に登場する有名な一節「敵を知り、己を知れば百戦危うからず(戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。)」を実践するための最強の武器であるといえるでしょう。
伝わる・揺さぶる! 文章を書く|山田ズーニー
多くの学生の論文執筆をサポートしてきた山田ズーニー氏による1冊。Amazon上の評価が217件付いていながら、評価は星4.2、この数字からも本書が多くの人に支持され続ける本であることがわかる。
本書は書く前に考えること=書く前の準備の重要性を教えてくれる。文章のゴールは読み手の心を動かし、状況を切り開き、望む結果を出すことであると筆者は語る。「論文で人の心を動かす必要あるの?」と思う人もいるかもしれないが、読み手の心を動かす文章とは、大前提として基本構成がしっかりとしていて違和感のない文章である。ぜひあなたも、この本を読んで人のここを動かす文章力を身につけてみてもらいたい。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則|バーバラ・ミント
「明快な文章を書くことは、明快な論理構成をすることにほかならない」そう語るのは、マッキンゼーをはじめとする世界の主要コンサルティングファームでライティングのコースを教える著者バーバラ・ミント氏です。
ここまで紹介してきた本よりも少しレベルが上がりますが、本書を読むことで「主たる考えとその展開を明確に表現するスキル」と「主たる考えをサポートする補助の考えを論理的に位置づけるスキル」が身につきます。質の高い企画書の提出を日々求められる社会人や、論理構成のしっかりした論文を書く必要がある大学生などに特におすすめの名著です。
最後に-論文執筆前に読みたい本は、こちらの記事もチェック!-
この記事では、文章力を上げるためにおすすめの本を紹介してきました。内容は随時更新していくので、ぜひ定期的に読んでみてください。
以下の記事では、大学生が卒業論文を書く前に読んでおきたい本も紹介しているので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
卒論/卒業論文を書く前に読みたいおすすめ本14選-文系理系別有/書き方やコツがわかる-