【大学生必見】採用される奨学金申請書を書くための5つのコツ

大学生 奨学金 コツ

「奨学金がないと卒業できないかも…」

「留学したいけどお金がないから、絶対に奨学金ゲットしたい!」

「奨学金の書類の書き方がわからない…」

大学生になってやりたいことをやりたいけど、お金が無くてできない。だから、奨学金を申請したいけどどうしたらいいのかわからない!そういう方は多いのではないでしょうか?

この記事では、国の奨学金から民間財団の奨学金まで、6つの返済不要の奨学金総額300万円以上をもらい海外留学もした筆者が、絶対奨学金を通したい大学生向けに5つの押さえるべきポイントを解説していきます。

申請書締切直前で焦っている方、将来的に申請を考えているけど自身が無い方は、ぜひ参考にしてみてください!また世の中には非常に多くの奨学金があります。ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。

【最新版】知らないと損する!大学生が申請できる奨学金まとめ-給付型や返済不要情報&一覧あり-

奨学金獲得のコツ1|募集要項に書かれたポイントを全て押さえる

一つ目のコツは「募集要項に書かれたポイントを全て押さえる」ことです。意外とこれができていない人が多いです。

募集要項=うちの奨学金は、こんな人に給付したい!というメッセージです。このメッセージが正確に受け取れない人、もしくは意味を理解していても募集要項に沿っていない人は、奨学金の対象からは外れます。

奨学金設置の目的・申請書類の書き方などは、必ずマーカーで線を引きながら読みましょう。そして申請書では、もれなく全てを押さえるようにして書きましょう。

具体的なハックをひとつ解説します。例えば募集要項の書類の書き方に、以下のような記述があったとします。

「奨学金申請の目的を端的に説明せよ(図や表を使うのは可)」

あえて「図や表を使うのは可」と書いている意味は、できれば使いましょうではなく、「申請書類を読む人が、分かりやすく読めるように、必ず図や表を使いましょう」と言っているのとほぼ同義です。

そうでなければ、わざわざカッコでこの説明を入れる必要がありません。この場合は、必ず文章を端的にわかりやすく示すことができる図や表を作成し文中に挿入しましょう。

奨学金獲得のコツ2|〆切直前に焦るのはNG!余裕をもって準備する

二つ目のコツは「締め切り直前に焦らず、余裕をもって準備すること」です。これも当たり前ですが、できていない人が多いように思います。

目安は、2週間前には1度書き終えましょう。もしくは本当にギリギリになっても1週間前には1度書き終えるようにしましょう。それはなぜか?理由を説明します。奨学金申請前のプロセスは以下の通りです。

  1. 申請書類を書く
  2. 内容を自分で確認する
  3. 周りの人、数人にも確認してもらう
  4. 提出する
  5. 提出時に間違いがあったら、修正して再度提出する。

多くの奨学金では、提出までにこのプロセスを踏む必要があります。余裕をもってこの流れを進めるためには、2週間前、遅くとも1週間前には書き終えないと確認時間を設けることができません。

なぜ確認時間が必要なのか、それは「ほぼすべての申請書類には、必ず間違いがある」からです。これは人間である以上どうしょうもありません。

誤字脱字や間違いは、審査員からするとマイナスポイントです。

「誤字脱字や間違いがあるってことは、この人、やる気がないor文章も書けないor本気度が足りないな」と思われます。そう思われないためにも、余裕をもって準備することが重要なのです。

奨学金獲得のコツ3| 属性の異なる3人以上に確認してもらう

三つ目のコツは「属性の異なる3人以上に確認してもらう」ことです。

属性が異なるとは、例えば「友達」「家族」「先生」のように、所属や年齢が異なる3人以上に確認してもらうという意味です。

その理由は「誰が審査するか分からないから」です。例えば専門的な文章を書いて申請した場合、相手が同じ分野の研究者であれば理解できますが、専門分野が違う人が読むとしたら「この申請書、読み手のことを考えていないな」「よく意味が分からないな」という理由で落とされる可能性があります。

基本的に申請書は「専門外の人が読む前提」で書くべきですが、自分では通常使っている用語や言い回しのため、問題点がどこにあるのか気が付きません。属性の異なる3人以上に読んでもらうことで、こうしたミスを防ぐことができるのです。

奨学金獲得のコツ4| 意識して共感を呼ぶ内容を書く

四つ目のコツは「共感を呼ぶ内容を意識して書く」ことです。奨学金の合否を決めるのは「人」です。奨学金申請時には、論理的な構成はとても大切ですが、同じくらい大切なのは「この人、応援してあげたいな」と思わせることです。つまり「共感」です。

奨学金申請の書類を書くときに、意図的に「感情を抜く」人がいますが、それはNGです。全体の10%程度は、感情が溢れるような、私はどうしてもこの奨学金が欲しい!この奨学金が無いと夢がかなわない!という共感性ある文章を書きましょう。

具体的なハックとしては、「嘘をつかない程度に夢や目標は盛る」ことが鍵です。例えば、あなたは以下の文章を読んで、どちらに勧請を揺さぶられるでしょうか?

  1. この留学を成功させることで、英語力が高まり専門分野に貢献できます。
  2. この留学を成功させることで、分断が進む世界の人々をつなぐ語学力が身につきます。また語学力の向上と専門分野への貢献によって、世界の貧困層がかかえる課題を解決し、世界の平和や人々が幸せに暮らせる世界を実現したいです。

1と2では要旨はほぼ同じです。しかし、2のほうではそのスキルを身につけた先に何があるのか、私が奨学金を得ることで世界にとってどんな良いことがあるのかが野望が大きく書かれています。これが「共感を呼ぶ&応援したくなる」奨学金申請書です。

奨学金獲得のコツ5| 全ての行動に、理由を加える

最後に紹介するコツは「全ての行動に、理由を加える」ことです。この分だけではわからないと思うので、詳しく説明します。

自分以外の人の奨学金申請書を確認することも多くあるのですが、そのとき目につくのが「理由がない文章が多い」奨学金です。例えば留学のための奨学金申請書で考えてみます。あなたの申請書は、以下のポイントが書かれていますか?

  • なんのために奨学金が欲しいのか
  • 奨学金を獲得したら何をしたいのか
  • なぜ、この奨学金じゃないとダメなのか
  • なぜ、奨学金をあなたに給付することに意味があるのか
  • なぜ、このタイミングで奨学金を申請するのか
  • なぜ、その大学、その国に留学したいのか
  • なぜ、その期間、そのカリキュラムをこなしたいのか

審査する人が一番引っかかるのは、理由もなく「私は、これをやります!」と書かれている文章です。「なぜ」がない奨学金申請書は、残念ながら論理的な思考力や、人に何かを伝える力が無い人と判断されてしまいます。

確認するときに、「なぜ?」という視点をもって自分の文章を読むように心がけましょう。

最後に-奨学金申請は慣れも大切!数をこなすことも意識しよう-

大学生 奨学金 コツ

本記事では、奨学金申請時のコツについて解説してきました。この5つのポイントを押さえることは、奨学金申請時の最低ラインです。そこから+αでオリジナリティを色付けしていくことで、より通りやすい申請書になります。

しかし初めて奨学金の申請書を書く人にとっては、決められた枠を埋めるだけでも精いっぱいだと思います。しょうがないことですが、奨学金申請には「慣れ」がとても重要です。

たとえ落ちたとしても、たくさん申請することによってコツやテクニックを身につけられます。ぜひ奨学金情報を見つけたら、練習だと思ってたくさん申請するように心がけましょう!

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最後に効率よく学ぶために本を電子版で読むのもオススメです。

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この記事を書いた人

管理人

某国立大学大学院博士後期課程所属. 社会科学分野での地域研究が専門. 卒業論文では地域とメディアについて取り上げ、修士論文では地方自治体で暮らす人々の人間関係を取りあげました。大学院で研究して論文を書いたり、各種媒体に寄稿したりしています。