卒業論文 依頼文の書き方をわかりやすく解説!-メール・依頼書テンプレートあり-

卒論 依頼

卒論で調査をする際に戸惑うのが、調査協力者への調査依頼です。大学の友達や教員に連絡する野とは異なる、見ず知らずに人にいきなり連絡するのは緊張するものです。

  • 調査依頼文ってどう書けばいいんだろう
  • 調査依頼のときに気を付けることを知りたい!
  • 調査への協力率を上げたい

この記事は、このような悩みをかかえている方を対象にしています。卒論の調査協力を依頼する方法について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

※卒論の書き方についてわからないことが他にも多数ある方は、以下の記事も読んでみてください。

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卒論への協力を依頼するときに気を付けるべきこと

卒論への調査協力を依頼する際に気を付けたほうがいいことは、とてもたくさんあります。以下で紹介するようなポイントを丁寧に押さえるか押さえないかで、協力率は大きく変わってくることも… 一つ一つ確認していきましょう。

調査協力者が協力してくれるのは当たり前ではない

大前提として調査協力者が協力してくれるのは、当たり前のことではありません。調査協力者は、貴重な時間を割いてあなたの調査に協力してくれるのです。

このことを念頭に置いたうえで、依頼文章や調査の文言を作成しましょう。常に相手の負担や不安を取り除くことを最優先に考え、失礼のない文章を心がげましょう。

調査に関する問い合わせを必ず掲載

調査に関する問い合わせ先は、必ず共有するようにしましょう。調査協力者の誤解や不安を取り除くためにも、問い合わせしてもらえることはとてもありがたい機会です。

このとき気を付けたいのがメールだけでなく電話番号も載せること。問い合わせに関しては、電話でかかって来ることがとても多いです。可能な限り電話番号を載せることで老若男女対応しやすくなるので載せておくようにしましょう。

アンケート調査の場合は、相手の負担を考える

アンケート調査を行う際、どうしてもたくさん聞けるだけ聞きたくなってしまいます。しかし調査とは調査協力者の貴重な時間をもらって行うものです。削れる質問は削り、できる限り相手の負担を減らすようなアンケートにすることを心がけましょう。

インタビュー調査の場合は、できる限り対面で

デジタルテクノロジーも進歩して、最近ではオンラインでの調査が手軽にできるようになっています。しかし、もしあなたがインタビュー調査を行うのであれば、できる限り対面で会って行うことをおすすめします。

一つ目の理由は「信頼性」です。初めて会う人と対面で話すのとオンラインで話すのとでは、距離感や空気感も異なるため「信頼性」の醸成に差が生まれます。調査は信頼関係を構築できればできるほど、よりよい結果が生まれるものです。信頼性を醸成するためにも対面で話しましょう。

二つ目の理由は「言葉以外からわかることも多い」からです。調査協力者がどんな地域に住んでいるのか、どんな空間にいるのかという情報は、実は調査を行う上でとても参考になります。

例えばあなたが「田舎」について調査したい場合、オンラインでは相手がどのような環境にいるかわかりません。しかし現地を訪れてみたら、想定していた田舎とは全く異なる環境だったということもあります。しかし現地を見ていないあなたは、その田舎感を調査協力者と共有することはできません。このようなことが無いためにも、現地に行くことをおすすめします。

調査目的と自己紹介、結果の活用方法は丁寧に伝える

調査する側は調査の意図や活用方法を熟知していますが、調査協力者は「このデータ、一体どんな風に使われるんだろう…」「自分の名前って出るのかな?」など不安なことがたくさんです。

自分の名前が伏せられるなら協力するけど、公表されるなら協力したくないという人もたくさんいます。相手は何も情報を持っていないことを前提に、調査目的、結果の活用方法、そしてあなたが何者なのか
自己紹介は丁寧に行いましょう。

卒業論文等への調査協力を依頼するメールテンプレート

以下は、メール・依頼書で調査への協力を依頼する際のテンプレートです。適宜手を加えつつ活用してみて下さい!

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○○様

突然のご連絡失礼いたします。

私は観光DMOの動向について研究している○○大学の○○○○と申します。この度は表題の件につき、インタビュー調査へのご協力のお願いでご連絡させていただきました。

本調査は、日本版DMOの立ち上げと推進がなされる現在、DMOがどのような取り組みを行っているのか、またどのような課題をかかえているのかについて実態を把握することを目的に実施されます。

調査概要については以下の通りです。

・調査対象:DMO運営者
・調査方法:現地でのインタビュー調査、もしくはオンラインでのインタビュー調査
・所要時間:1時間前後

お手数おかけしますが、もし可能であれば7月中にお話をお聞きできればと考えております。ご都合のつく日時をいくつか教えていただけたら幸いです。

また本調査にご協力いただきました皆様には、調査報告書として、本調査のまとめおよび分析結果をお送りさせていただきます。

本調査について、ご不明な点などございましたらお気軽に以下の連絡先までご連絡いただければ幸いです。

それではお忙しいところご面倒をおかけいたしますが、本調査への協力をどうぞお願い申し上げます。

○○大学 ○○
電話:
メール:

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最後に-調査依頼について学ぶために、おすすめの本を紹介!-

卒論 依頼

この記事では、卒論調査への依頼文の書き方について確認してきました。最後にご紹介したいのが、こちらの本です。この本は、これまであまり取り上げられることの無かった行政からの調査協力を得るためのコツがまとめられた本です。

ただ行政からの調査協力に限らず、この本の中では調査協力の依頼全般に関わる大切なことがまとめられています。調査研究を行う前に読んでおきたい1冊なので、ぜひ購入して読んでみてください。

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最後に効率よく学ぶために本を電子版で読むのもオススメです。

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などの特典もあります。社会や地域の課題を冷静に正しく分析する力は、読書や映画鑑賞などの幅広い経験から鍛えられますので、気になる方はぜひお試しください。

この記事を書いた人

管理人

某国立大学大学院博士後期課程所属. 社会科学分野での地域研究が専門. 卒業論文では地域とメディアについて取り上げ、修士論文では地方自治体で暮らす人々の人間関係を取りあげました。大学院で研究して論文を書いたり、各種媒体に寄稿したりしています。