大学生活ってどんな感じ?調査から読み解く大学生の実態を解説

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大学進学を考えている皆さん、そして大学に入って「このままでいいのかな…」と思っている皆さん、他の大学生・一般的な大学生がどんな生活をしているのか気になりますよね?

本記事では、各種調査結果をもとに大学生活の実態をご紹介していきます。今回主に取り上げるのは、「大学進学率」「大学入学時の気持ち」「大学生活で力を入れたこと」です。先に、記事で取り上げるポイントを整理すると、以下のようになります。

  • 大学進学率はゆるやかな上昇傾向にある
  • 早い段階から卒業後を意識している学生が多い
  • 資格取得や教養を学ぶなど、大学の専門以外にも学習意欲が高い
  • 親からの収入減によりアルバイトをせざるを得ない学生が増えている
  • 「大学生は時間がある」という通説が当てはまらない学生が増加
  • 大学生のうちから新自由主義的な競争を意識した行動をとる傾向

別の記事では、大学生の趣味・暇な時間の過ごし方事情も解説しているので、あわせてこちらの記事も読んでみてください!

【あわせて読みたい】大学生の趣味と暇な時間(余暇時間)の過ごし方を徹底調査!

【あわせて読みたい】調査結果から分析!大学生の学習時間・社会活動の参加割合など行動の特徴とは?

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日本の大学進学率-55.4%の高校生が現役で大学・短大に進学-

まず初めに、日本の大学進学率を解説していきます。

文部科学省の調査によれば、2020年に卒業した高校生のうち約55.4%が、現役で大学・短大に進学しています。

この数値は2019年と比較し現役進学率は大学が1.1ポイント上昇しており、大学進学率は、7年連続の上昇となっています。この調査結果から、4年制大学への進学率は、ゆるやかな上昇傾向にあることがわかります。

なお大学院進学率については、こちらの記事で詳細に解説しているのであわせて読んでみてください。

【あわせて読みたい】日本の大学院進学率は?理系文系の差、他国の状況を含め解説

大学入学時の気持ち

つづいては、大学生が大学進学時にどんな気持ちで大学に進学しているかをみていきます。

ベネッセ教育総合研究所「第3回 大学生の学習・生活実態調査」によると、以下のような気持で大学に入学する人が多いことが明らかになっています(2016年調査)。

  • 自分の将来の方向をみつけたい 89.7%
  • 将来の仕事に役立つような力を身につけたい 85.1%
  • 専門分野について深く学びたい 82.6%
  • 友人をつくりよい人間関係を広げたい 81.2%
  • 卒業までの自由な時間を満喫したい 81.0%
  • 就職につながる学習や資格取得、活動をしたい 78.4%
  • 専門に限らず幅広い知識や教養を身につけたい 76.3%

調査の結果、大学卒業後の将来を早い段階から意識している大学生が多いことがわかります。

また、資格取得や専門に限らない幅広い知識・教養の学習など、限られた余暇時間を有効活用して、学ぼうという意欲が高い大学生が多いこともわかります。

世間的には「大学生はモラトリアム期間を過ごしている」「大学時代は自由で遊び放題」といったことがささやかれることもありますが、調査の結果から大学生は限られた大学生活の時間を有効活用しようとしていることがわかりますね。

大学生活で力を入れたこと・頑張ったこと

つづいては、大学生活で頑張ったこと・力を入れたことについてみていきます。

ベネッセ教育総合研究所「第3回 大学生の学習・生活実態調査」によると、 これまでの大学生活の中で力を入れたことについて、以下のような結果が出ています(2016年調査)。

  • 大学の授業 66.8%
  • アルバイト 64.0%
  • サークルや部活動 49.3%
  • 大学の授業以外の自主的な学習 40.5% 
  • 読書 38.0%
  • 学校行事やイベント 36.4%
  • 卒業論文や卒業研究 28.0% 
  • 就職活動 27.4%
  • ボランティア 18.4%

調査の結果、2012年に57.3%だったアルバイトの値が64.0%と高くなっています。別の調査で学生の経済状況を参照すると「保護者などから」の収入が減少傾向にあり、「アルバイト」の収入が増加しています。

このことから、近年の大学生は保護者などからの収入が減少したことにより、好むと好まざると「アルバイト」に力を入れなければならない状況にあることが読み取れます。

一方、巷では「最近の大学生は社会意識が高い」「大学生はボランティア活動などを頑張っている」という言説もありますが、この調査ではボランティアは18.4%となっていました。この値を高いとみるか低いとみるかは人それぞれですが、社会活動などを頑張っている学生は一部に限定されるとわかります。

充実した大学生活を送りたい方へ、早くからできるおすすめの3アクション

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以上、本記事では大学進学率・大学進学時の気持ち・大学生活で頑張ったことをみてきました。調査結果からわかる通り、大学生の余暇時間は非常に限られているため、大切に過ごすことが重要です。

しかし分かってはいても、何をしたらいいか分からないという人は多いはず。そこで以下では、本サイトがおすすめする過ごし方を知ることができる3アクションをご紹介!ぜひ参考にしてみてください。

就活の準備を進める

1つ目の方法は「就活の準備を進める」です。具体的には、就活前に読んでおきたいマンガや本を読んで備えること、有用な就活サイトに登録して自己分析や準備を進めることです。早いうちからコツコツと進めておくことで、必ず4年生になったら「やっておいてよかった!」と思えるはずです。

以下の記事では、就活本や登録しておきたいWebサイトなどを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

【決定版】就活前に読んでおきたい!おすすめ漫画7選-2021年最新版-

就活生が本当に読むべきおすすめの就活本23選

就活生は必ずチェックしたい!逆求人・スカウト就活・オファー型就活おすすめサイトまとめ

就活生・大学生必見!おすすめの就活支援サービスまとめ

プログラミングを学んで稼ぐ

2つ目のおすすめは「プログラミングを学ぶ」ことです。もし、いま無駄にしている時間を活用して大学生のうちから稼げるようになったら、アルバイトではなく自力で稼げるようになったら嬉しいですよね!

以下の記事では、大学生におすすめのプログラミングスクールをご紹介しています。気になる方は、ぜひ登録して学んでみてください!多少の初期投資はかかりますが、のちの稼ぎを考えれば大切な投資です!

本気で稼ぎたい大学生向け!おすすめのプログラミングスクール5選-学割・無料体験情報あり-

読書をする

最後におすすめするのは、やっぱり「読書」です。社会人になると、文量が多い本を読む時間や、仕事に関係ない本を読む時間はどうしても減ってしまいます。大学生のうちに、名著や教養が身につく本を読んでおくことは重要ですよ!

読書したいけど、どんな本を読めばいいのかわからない!という方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

【最新版】若手研究者おすすめ!大学生におすすめの本10選

文系大学院生推薦 大学生が読むべき教養本10選

※就活生要チェック記事!就活生・大学生必見!おすすめの就活支援サービスまとめ-2021年度最新版-

※就活生は必ずチェックしたい!逆求人・スカウト就活・オファー型就活おすすめサイトまとめ-2021年度最新版-

参考資料

文部科学省, 2021, 学校基本調査
ベネッセ教育総合研究所, 2016, 第3回 大学生の学習・生活実態調査

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最後に効率よく学ぶために本を電子版で読むのもオススメです。

Amazonプライムは1ヶ月無料で利用可能!学生はなんと6ヶ月無料!

Amazonスチューデント(学生向け)

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Kindle Unlimited

数百冊の書物に加えて、

  • 「映画見放題」
  • 「送料無料」
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などの特典もあります。社会や地域の課題を冷静に正しく分析する力は、読書や映画鑑賞などの幅広い経験から鍛えられますので、気になる方はぜひお試しください。

この記事を書いた人

管理人

某国立大学大学院博士後期課程所属. 社会科学分野での地域研究が専門. 卒業論文では地域とメディアについて取り上げ、修士論文では地方自治体で暮らす人々の人間関係を取りあげました。大学院で研究して論文を書いたり、各種媒体に寄稿したりしています。